借主が負担する場合
賃貸住宅の窓ガラスが割れたときに借主が修理費用を負担しなければならないのは、故意や過失で割れた場合です。

たとえば、物をぶつけたり落としたりしてガラスが割れた場合が該当します。

遊んでいる子どもが割ってしまったときも該当します。

貸主が負担する場合
借主に故意や過失がない場合は、基本的に貸主が修理費用を負担します。

外から物が飛んできた場合や台風などの突風で割れた場合などが該当します。
さらに、ガラスは物をぶつけなくても割れることがあります。

熱割れや、サビ割れです。熱割れというのは、太陽光が長時間当たってガラスが膨張することで起こります。

サビ割れというのは、中にワイヤーが入った網入りガラスのワイヤーが錆びることで起こります。
これらが原因の破損は不可抗力なので、借主が負担する必要はありません。

ただし借主は、勝手に割れたことをしっかりと主張しましょう。

熱割れやサビ割れには特徴があるので、可能であれば業者に見てもらって証言してもらうとよいでしょう。

共有部分のガラスが割れたら？
えんとらんなどの共有部分のガラスが割れた場合は、基本的に貸主が費用を負担します。

借主には、修理を要求する権利もあります。しかし、なかなか修理されない場合もあるでしょう。

その場合は、自分で業者に依頼して、かかった費用を請求することができます。
ただし、借主に故意や過失があればもちろん借主が費用を負担しなければいけません。

割ってしまったらすぐに管理会社に連絡しましょう。