ペアガラスは台風対策として不十分?!合わせガラスとの違いも解説
台風に備えて窓ガラスを変更したいという方の中には、2枚のガラスから成り立っているペアガラスを候補に入れている方が多くいらっしゃいます。しかし、実はペアガラスは台風への対策として適切なガラスではありません。ここでは、ペアガラスと混同されやすい合わせガラスとの違いや、台風対策にぴったりなガラスをご紹介します。
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ペアガラスは台風への対策としては不向き!
2枚のガラスが合わさっていることから、台風への対策に向いているように見えるペアガラスですが、実は台風による被害を防ぐためのガラスとしては適切ではありません。ここでは、ペアガラスの特徴を踏まえた上で、ペアガラスが対策に向いていない理由を紹介します。
ペアガラスの特徴とメリット
ペアガラスは、2枚のガラスの間に、乾燥させた空気やアルゴンガスのような、温度変化を最小限に抑えるための気体が密封されている仕組みになっています。そのため、断熱効果に優れていたり、遮熱効果が期待できるのが大きなメリットと言えるでしょう。
ペアガラスが台風対策に向いていない理由
ペアガラスが2枚のガラスからできているとはいえ、どちらも「板ガラス」と呼ばれる普通のガラスが使用されているため、衝撃や強風に強いというわけではありません。ものが飛んできてぶつかってしまった際には、破損してしまう可能性もあるでしょう。
ペアガラスと合わせガラスの違いについて
ペアガラスとよく似ている名前で混同されやすいのが合わせガラスです。2枚のガラスからできているという構造はペアガラスと同じなのですが、ガラスの間に衝撃や音を吸収するための樹脂が入っているのが特徴です。また、万が一ひびが入ってしまっても、ガラス片が飛び散りにくいというメリットもあります。
合わせガラスは、防災や防犯に特化した作りになっており、台風対策としてもおすすめです。
台風対策にぴったりなガラスは?
合わせガラスの他にも、台風への対策としてぴったりなガラスがあります。それぞれの特徴やメリットを比べながら、台風に強い窓ガラスを選んでみてください。
強化ガラス
衝撃に強いことで知られている強化ガラスは、通常の窓ガラスに比べると、3〜5倍もの耐風圧強度を持っています。また、万が一割れてしまった時にも、破片が細かい粒になるため、ケガをしにくいというメリットもあります。別名で安全ガラスと呼ばれている通り、台風対策などの防災用ガラスとして最適です。
片面が合わせガラスでできたペアガラス
ペアガラスは台風に適したガラスであるとは言えませんが、片面が合わせガラスでつくられたペアガラスであれば、十分に台風への対策を行うことができます。しかし、片面が合わせガラスになってしまうことで窓の厚みが増えるため、交換には注意が必要です。サッシごと交換するか、アタッチメントを使用してサッシがうまく適合するような対処をおこないましょう。
このように、変更に少し手間がかかりますが、ペアガラスのメリットである耐熱性を活かした上で、台風対策もできるため、機能性の高い窓ガラスと言えるでしょう。
まとめ
今回は、ペアガラスが台風への対策として不向きな理由についてや、合わせガラスとの違いについて詳しくご紹介しました。2枚のガラスで成り立っていることから混同されやすいこれらのガラスですが、中間層に違いがあることがお分かりいただけたでしょうか。それぞれのガラスに、メリットとデメリットがありますので、特徴をよく理解した上で、適切なものを選ぶようにしましょう。
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